アスリートは競技者としてのキャリアと同時に、人としてのキャリアを準備する「デュアルキャリア」が重要です。人としてのキャリアと同時に、ライフイベントのイメージを持っておくことが重要であると考えました。ライフイベントとは、家庭を持つ、妊娠・出産・育児、家族の介護といった人生の出来事のことです。これらのライフイベントが、自分のアスリートキャリアの、どのタイミングで関わってくるかイメージをしておくと、心や身体、そして環境や資金などの備えに繋がると考えています。
出産後に育児と競技活動の両立を行っているMANのアスリートは、「若い頃に人生設計に思いをめぐらせる時間がなかった」、「代表活動をしている時は競技優先で出産を考えなかった」と言っています。
アスリートは競技の夢や目標はイメージできるけれども、ライフイベントのイメージがなかなかできないという実態があり、これは人生設計・ライフプランについて考える機会が少ないということが課題として考えられます。また、女性アスリートには、無月経等の健康課題の対処の遅れ、女性指導者や女性理事といった女性スポーツ人材の少なさといった課題があります。
そこで、MANは「ワークショップ人生設計プログラム」をご提供します。
目的はアスリートの視野を広げ、人生の選択肢を増やすことです。また女性アスリートにとっては、ライフイベントを意識することにより若年層から月経のケアが必要だと認識することができたり、産後の競技復帰や指導者へのキャリアシフトといった人生の選択肢を増やすことができると考えております。つまり、女性特有の健康課題に対処する意識が向上したり、女性スポーツ人材の確保にも結び付く取組みです。
是非、アスリートの将来の選択肢を増やすために、人生設計プログラムをご活用頂ければと思います。